幼なじみの、隠しごと。
微笑みながらお礼を言うと、風華は照れたように笑った。

……本当に、風華は優しくて……頼りになる親友だっ。

悩みも聞いてくれて……ちょっとすっきりしたかも。

さっぱりした気持ちで、まだ食べてなかったお弁当を食べ始める。

そのまま少しすると、校舎の方から叶が早歩きでこっちに向かってきた。


「お待たせ」

「あっ、おかえり……!」

「早かったわね」


叶はさっそく私の横に座ると、急いでお弁当を食べ始める。

す、すごい……食べる時間がないと思ったのに、これならすぐに食べ終わっちゃいそうだっ。

そう驚いていると、ふと思いつく。


「どんな用事だったの?」

「ああ、ちょっと聞きたいことがあったみたい。気にしなくていいよ。……でも、今日の放課後にまた来てって言われたんだよね」

「そうなんだ……」


……それなら、今日は一緒に帰れないのかもしれないなぁ。

少し残念に思いながら、私はぱくりとご飯を口に入れた。




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