幼なじみの、隠しごと。

第六話 気づいた思い

今日の授業が終わって、放課後になる。


「じゃあ、先生のところに行ってくるね。待っててよ?」

「う、うん!」


私が頷くと、叶は急ぐように教室から出ていった。

……別に、一人でも帰れるのにな……

そう考えながらも、叶と一緒に帰れることが嬉しかった。

そんな私に、風華が話しかけてくる。


「私も一緒に待ってるわ。唯月だけじゃ心配だもの」

「あ、ありがとう……」


私は風華にお礼を言う。

風華は、にっこりと嬉しそうに「どういたしまして」と言ってくれた。

席に座って、叶が戻ってくるまでの時間を風華と話して待つ。


「先生に呼ばれてるって言ってたけど、どんな用事なんだろうね?」

「そうね……まぁ気にしないでって言ってたし、放っておきましょ」

「うん、そうだね……」


叶がそう言ったんだし、きっと気にしてほしくないんだと思う。

……ちょっと気になるけど、仕方ないよね。

少し寂しい気持ちになっていると、風華が言う。
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