幼なじみの、隠しごと。

第八話 決まった役

月曜日、叶と一緒に登校すると、風華が自分の席で手を振って出迎えてくれた。

そんな風華に、私は一昨日、叶に教えてもらったばかりの情報を伝えてみる。


「ねぇ、風華。文化祭あるでしょう? そこで、劇をやるみたいなんだ」

「ええっ、そうなの!?」

「うん、そうみたい……私、チャレンジしてみようと思う」


私がそう言うと、風華はにっこり笑って「頑張って!」と応援してくれた。

風華が応援してくれるなら、百人力だ……!

とっても、心強い。


「でもそうだなぁ……唯月が劇の役に立候補するなら、私もやってみようかな?」

「えっ、本当? それなら嬉しいっ!」


それに、風華がいるならもっと頑張れる……!

ワクワクしていると、ちょうどチャイムがなった。

それと同時に、先生が教室に入ってくる。

風華は、慌てたように前を向いた。


「今日は文化祭の説明をする」


そんな先生の言葉に、クラスメイトたちは「うおぉぉぉ!」と盛り上がる。

私も小さく「おおー!」と両手を挙げる。

きっと劇の話をするんだよね……きちんと立候補しないと!

気合いを入れていると、先生が話を進める。


「まず、うちのクラスがやる出し物だが……劇に決まった」
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