ヘンタイ魔術師は恋愛攻略法に悩む
すぐにリアララは上着の内ポケットから、魔法陣鑑定に使う眼鏡を取り出した。
もしかすると、これは微細な魔力の欠片(かけら)ではなのか?
「そこに隠れているのは誰っ?!!出て来なさい」
レスタ姫の鋭い声が、ドームの天井に反響した。
リアララが観察に夢中になって身をのりだしたので、目くらましの魔法が消えてしまったらしい。
「申し訳ありません・・・
私は・・・」
しどろもどろのリアララに、
レスタ姫は怒りの視線を向けた。
さすが、紅のドラゴン王の娘。
まっすぐな視線には、相手に有無を言わせない王と同じ、強い威圧感が感じられる。
その瞬間、リアララの膝がカクンと折れて、ひざまずく格好になった。
自分の肩を強制的に押さえつけられている感覚、
動けなくする力がこの空間で働いている。
魔力干渉なのか、なぜか力が入らない。
リアララも、初めての感覚に混乱していた。
レスタ姫はリアララの前に腰に手をあてて、仁王立ちになった。
「あなたは、サラの旦那さんねっ!!わかっているのっ?
サラはお腹に赤ちゃんがいるの!!
これまで無理させて、働かせて、お金だけ巻き上げて!!」
もしかすると、これは微細な魔力の欠片(かけら)ではなのか?
「そこに隠れているのは誰っ?!!出て来なさい」
レスタ姫の鋭い声が、ドームの天井に反響した。
リアララが観察に夢中になって身をのりだしたので、目くらましの魔法が消えてしまったらしい。
「申し訳ありません・・・
私は・・・」
しどろもどろのリアララに、
レスタ姫は怒りの視線を向けた。
さすが、紅のドラゴン王の娘。
まっすぐな視線には、相手に有無を言わせない王と同じ、強い威圧感が感じられる。
その瞬間、リアララの膝がカクンと折れて、ひざまずく格好になった。
自分の肩を強制的に押さえつけられている感覚、
動けなくする力がこの空間で働いている。
魔力干渉なのか、なぜか力が入らない。
リアララも、初めての感覚に混乱していた。
レスタ姫はリアララの前に腰に手をあてて、仁王立ちになった。
「あなたは、サラの旦那さんねっ!!わかっているのっ?
サラはお腹に赤ちゃんがいるの!!
これまで無理させて、働かせて、お金だけ巻き上げて!!」