ヘンタイ魔術師は恋愛攻略法に悩む
「手のどこかに、魔力の斑紋があるはずなんだがな・・・」
手の中央のくぼみに、小さな黒子(ほくろ)がある。
鑑定眼鏡でみると、そこから金色の魔力の欠片が漏れ出ている。
「やっぱり・・・そうだ。
これ、黒子(ほくろ)のように見えるけど、魔法陣の斑紋だ」
「小さい頃からあったけど・・・
これが斑紋?」
レスタ姫の軽い驚きの様子を見て、リアララが説明を続けた。
「俺のオヤジ、つまりブルーノ・ヴァリエスタが、君の1歳の誕生日の時に、自分の魔力をここから入れたんだ」
「入れたって・・・そんなことができるの?」
リアララは、黒子にしか見えない斑紋の痕を仔細に観察しながら
「魔力を通して自分の魔法陣を入れて、
姫の持っている魔法陣の動きを、封じたんだと思う」
「一体どういうこと?!」
リアララは考え込んでいたが、
ようやく口を開いた。
「ヴァリエスタの魔法陣は、火・地・水・風の四大元素を象徴する聖獣が組み込まれている。
複雑でサイズもデカイから、
赤ん坊の小さい体には、負担が大きすぎる。
だから、たぶん小さく分割して
打ち込んだと思うよ。
四大元素だから、少なくとも4か所だ。
そうすると・・・・あと残り2個は足だと思う。
靴を脱いで、裸足になってくれ」