ヘンタイ魔術師は恋愛攻略法に悩む

リアララ、レスタ姫に提案をする・その2

皇太子の魔法陣の出現、王位継承の問題を無視するわけにはいかない。

「その・・・もっと考える時間が欲しい」

「それはダメだ!」

リアララが速攻で却下した。

「また魔力が暴走したら、どうなりますか?」

姫は爪をかむしぐさで、悩んでいる。

「では・・・どうしたら・・・?」

リアララは、人差し指を1本突き上げた。

「Aプラン。
このまま現状維持をする。

ヴァリエスタの魔法陣で固定したが、仮止め程度だから、またいつ動くかはわからない。
もちろん大暴走する可能性もある」

次に中指を追加し、2本立てた。

「Bプラン。
ヴァリエスタの魔法陣を抜いて、
本来の王家の魔法陣にする。

ヴァリエスタのだけ抜くのは難しい。
それに4つあるから、元の魔法陣を、傷をつけてしまうこともある。

これができるのは、俺だけだが、今までやったことがない」

最後に薬指を立て3本になった。

「Cプラン。
ヴァリエスタの魔法陣を、新たに入れる。
中央にいれて、5個にすれば、王家の表裏の魔法陣を安定して支える。

そこを接点にして、王家の魔法陣に
魔力接続ができるから、
コントロールが容易にできると思う」
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