ヘンタイ魔術師は恋愛攻略法に悩む

ベルモナート山荘は、
レスタ姫の祖母がプライベートで使っていた小さな別荘。
しかし、今は使われていない。

管理人夫婦が、門番小屋に住んでいるだけだ。

山荘に着くと、レスタ姫は手慣れたように鍵を開けて、すぐに明かりを灯した。

そのまま、2階の一番奥の部屋へ入っていった。

「ここが主寝室。時間は60分。
延長しても90分。さっさとすませてしまいましょう」

「いやっ・・・でも・・その・・・すませるって・・・」

リアララは裏返った声を出し、近くの椅子に座りこんだ。

「さきほど、グリサリオの館に行って、色々な話を聞いたの」

そう言うと、レスタ姫は窓際のソファーに座り、足を組んだ。

その姿は陛下を彷彿とさせる。

グリサリオの館・・・
会員制の娼館であり、リアララのなじみの場所だ。

「マダム・グリサリオは・・・」

レスタ姫は、はぁーーーと大きく息を吐いた。

「あなたのことを上客だと言っていたわ。
いつも女の子を二人指名して、チップもけちらないし、すこぶる評判がいいのね」

「・・・それで何を・・・」
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