ヘンタイ魔術師は恋愛攻略法に悩む
リアララの心臓が、バクバクしているが、
下腹部のスケベ虫たちは、ヤバイと感じているのか、なりを潜めている。

「マダムが言うには、あなたはM系?と言っていたわ。

縛られるとか、ふみ付けられる?が好みのプレイ?で、
でも、すぐに寝ちゃうとか」

レスタ姫は籐のバスケットを指さした。

「その中に、マダムがあなたの準備ができるよう、いろいろ道具?を入れてくれたの。

それを持って、向こうの扉がバスルームだから・・・
シャワーを浴びて、準備をしてきて」

「いやっ・・・ちょっと待って・・・俺も心の準備というか、イチャイチャしたいというか」

リアララが焦って言うと、姫はきっぱりと言い切った。

「キスもダメ。なめるのもダメ。

別にやらなくても、問題はないし。
あと、私は脱がないわ。着たままでも支障がないでしょ」

リアララは、レスタ姫の仕入れた娼館情報に困惑していた。

「姫は・・・あなたは、それで・・・いいのか?」

しどろもどろになっている。

「痛いのは最初だけで、すぐに何とかなるってマダムが言っていたけど」

レスタ姫は目を細めて、不快そうに額にしわをよせた。
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