ヘンタイ魔術師は恋愛攻略法に悩む
今も魔術師同士の抗争や、報復、怨恨がらみに使われることがあり、
表に立つことはないが、リアララの仕事はそれなりに需要がある。

しかも極秘でヤバイ仕事が多い。

「君の魔法陣鑑定と修復技術は、ザイラス工房でも高く評価されている

それに君個人の魔法陣コレクションも膨大で、王宮管理のものより多いと聞く。

ブルーノの集めたやつも、極秘で受け継いでいるのだろう?」

国王の強い視線を感じながら、リアララは、「どうやってこの厄介ごと」から抜け出すか悩んでいた。

この紅のライオンは、さすがに老獪で圧が強い。

俺に断られるなんて、まったく考えていないのは明らかだ。

しかも、王族案件はひとつ間違えれば、こっちの命が危うい。

「王宮には直属の上級魔術師で、俺より能力の高い人材がたくさんいるはずです」

国王は、「そこは想定内の答」とばかりにニヤリと笑い、人差し指を横に振りながら

「それらの者たちが解けなかった難問なのだ。だから君に頼んでいる」

「しかし・・・私では力不足だと・・・」

王は紅い目を一度伏せ、またゆっくりと視線を上げた。

王の強い意志。それも相手を威圧する時の視線だ。

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