きみと、まるはだかの恋
星空ツアーは今日も満天の星のもと、最高の出来だった。
「街の灯りが遠く、静かな高原の風が頰を撫でる……ここは、星たちが一番輝くためのステージです。山梨県は、空気が乾き、光害の少ない絶好の観測地。九月は夏の暑さが和らぎ、秋の星々が南の空に顔を出し始めます」
「四つの二等星が作る『大四辺形』は、まるで空のキャンバス! 四辺形の北東角から南へ線を引くと、アンドロメダ座のアルフェラッツにたどり着きます。そこからさらに北東へいくと、ほのかな楕円の光がありますよね。それがアンドロメダ銀河です」
「私たちの銀河系と同じく、二兆個もの星を持つ巨大銀河です。肉眼でぼんやり見えますが、双眼鏡なら渦巻きの腕まで! 距離は二四〇万光年——光が届くのに二四〇万年かかるんですよ。山梨の暗い空なら、富士山の稜線を背景に、この『隣の銀河』がロマンチックに輝きます!」
ガイドをしている昴の声が、高原に座って空を見上げる私たちの頭上に降ってくる。それはまるで星の瞬きのようで、彼の声がきらきらと輝きを増す。他の観客たちは満天の星空に見入っているけれど、私はそんな昴の解説に胸をときめかせていた。
星見里で生きる昴が、まぶしくて仕方がない。
こんなに輝いている彼の隣をずっと歩いていたいな——。
思わずそんなことを考えてしまって、人知れず全身の熱が上がっていくのを感じていた。
「さあ、みなさんもぜひこれからご自宅に帰った際には、ここで学んだ星たちが見えるか確認してみてくださいね。おそらく、相当のど田舎でない限り、ほとんど見えないと思います!」
最後はユーモアも交えたしめくくりで、ワッと笑いの渦が巻き起こった。
解説が終わった昴はとても楽しそうな表情で目元を細めて、「面白かったね」「すごかった」「めっちゃ綺麗」「解説も上手」という観客たちの声を聞いて幸福感に浸っている様子だ。
「街の灯りが遠く、静かな高原の風が頰を撫でる……ここは、星たちが一番輝くためのステージです。山梨県は、空気が乾き、光害の少ない絶好の観測地。九月は夏の暑さが和らぎ、秋の星々が南の空に顔を出し始めます」
「四つの二等星が作る『大四辺形』は、まるで空のキャンバス! 四辺形の北東角から南へ線を引くと、アンドロメダ座のアルフェラッツにたどり着きます。そこからさらに北東へいくと、ほのかな楕円の光がありますよね。それがアンドロメダ銀河です」
「私たちの銀河系と同じく、二兆個もの星を持つ巨大銀河です。肉眼でぼんやり見えますが、双眼鏡なら渦巻きの腕まで! 距離は二四〇万光年——光が届くのに二四〇万年かかるんですよ。山梨の暗い空なら、富士山の稜線を背景に、この『隣の銀河』がロマンチックに輝きます!」
ガイドをしている昴の声が、高原に座って空を見上げる私たちの頭上に降ってくる。それはまるで星の瞬きのようで、彼の声がきらきらと輝きを増す。他の観客たちは満天の星空に見入っているけれど、私はそんな昴の解説に胸をときめかせていた。
星見里で生きる昴が、まぶしくて仕方がない。
こんなに輝いている彼の隣をずっと歩いていたいな——。
思わずそんなことを考えてしまって、人知れず全身の熱が上がっていくのを感じていた。
「さあ、みなさんもぜひこれからご自宅に帰った際には、ここで学んだ星たちが見えるか確認してみてくださいね。おそらく、相当のど田舎でない限り、ほとんど見えないと思います!」
最後はユーモアも交えたしめくくりで、ワッと笑いの渦が巻き起こった。
解説が終わった昴はとても楽しそうな表情で目元を細めて、「面白かったね」「すごかった」「めっちゃ綺麗」「解説も上手」という観客たちの声を聞いて幸福感に浸っている様子だ。