きみと、まるはだかの恋
「ぐふっ」
肺のほうは開ききっていなかったらしく、空気が胸につかえたような気がしてごほごほとむせる。実体のない空気がつかえるはずないのに。いつもとにかく緊張で身体が張り詰めている証拠だ。
さて。
勢いで来てしまったのはいいものの、今日私はどうするつもりなんだろう。
そもそもいつ、東京へ帰る予定なのかすらも決めていない。幸い今日は日曜日なので、相手のいる仕事は入っていない。やるべき仕事があるとすれば、インスタグラムでお気に入りの最新ファッションの紹介をするぐらいだ。
でもそれも、絶対今日しなくちゃいけない仕事じゃない。
時刻は十四時二十分。お昼ご飯をまだ食べていないことに気づく。意識するとお腹がくう、と情けない音を立てた。
前回来た時は木川さんに地産地消の食堂を紹介してもらったっけ。
今日もそこに行くのもありだけれど、せっかくだからいろいろ見て回ろう。
幸い九月も下旬に差しかかり思っていた以上に涼しい。山間の村だからかな。標高が高いのが関係しているのかもしれない。
「よし」
何に対しての意気込みなのかよく分からないけれど、とにかく身体を動かそう! の精神で一歩前へと踏み出すのだった。
肺のほうは開ききっていなかったらしく、空気が胸につかえたような気がしてごほごほとむせる。実体のない空気がつかえるはずないのに。いつもとにかく緊張で身体が張り詰めている証拠だ。
さて。
勢いで来てしまったのはいいものの、今日私はどうするつもりなんだろう。
そもそもいつ、東京へ帰る予定なのかすらも決めていない。幸い今日は日曜日なので、相手のいる仕事は入っていない。やるべき仕事があるとすれば、インスタグラムでお気に入りの最新ファッションの紹介をするぐらいだ。
でもそれも、絶対今日しなくちゃいけない仕事じゃない。
時刻は十四時二十分。お昼ご飯をまだ食べていないことに気づく。意識するとお腹がくう、と情けない音を立てた。
前回来た時は木川さんに地産地消の食堂を紹介してもらったっけ。
今日もそこに行くのもありだけれど、せっかくだからいろいろ見て回ろう。
幸い九月も下旬に差しかかり思っていた以上に涼しい。山間の村だからかな。標高が高いのが関係しているのかもしれない。
「よし」
何に対しての意気込みなのかよく分からないけれど、とにかく身体を動かそう! の精神で一歩前へと踏み出すのだった。