クールな王子様からの溺愛なんて、聞いてません!!
何度も角度を変えてキスを落とした俺は、唇を離して華子の顔を覗きこむ。
耳まで真っ赤にして、何が起きたのかわからない、とでもいうように大きな瞳をさらに見開いて、身を固くしている。
潤んだ瞳が、ゆらゆらと揺れている。
いきなりあんなことをしたのだから、こんな反応になって当たり前だろう。
けど、俺は後悔なんてしていない。
「…悪かった。でも、もう止められない」
謝罪の言葉を口にしつつ、俺は華子の頬に手を添えると、華子はやっと固めていた体を微かに動かした。
「…あ、あの…今のは……」
華子の瞳が、宙を揺らぐ。
「お前に初めて会った時から、ずっと華子のことが好きだった」