クールな王子様からの溺愛なんて、聞いてません!!


「あ、あの、離して!」


「やだ」


や、やだ…?


なんだかいつもより、綿谷くんが子どものように見える。


絶対離さない、とでもいうように腰に回された腕に力がこもったのがわかった。


「さっき俺を見て逃げただろ」


「なっ!?」


さすがに、あんな目の前で堂々と逃げ出したのだから、バレてないはずがない。


「」
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