キミノオト
無知な私でもわかる。
陽貴君からもらったネックレスはかなり高価なものだ。
それに比べて、背伸びしたとはいえ、私が用意できたものはもらったものの足元にも及ばない。
だけど、この人なら。
「値段なんで関係ないよ。気持ちが嬉しい」
本心でそういってくれてるのだろう。
大好きな優しい笑顔を向けてくれる。
「お、ネックレス、いいね」
にこにこで早速つけてくれる。
首元でハートが揺れた。
「おそろいじゃん」
男性にハート?と思われるかもしれないけれど、普段からつけているところを見ていたし、それが似合っていたから思い切って選んだ。
「今日の衣装これにあわせてもらお」
鼻歌交じりに鏡で確認する陽貴君が愛しくて、後ろから抱き着いた。
「なぁに、かわいいことして」
「大好きだなって思って」
「なにそれかわいい」
ふっと笑うその顔、大好き。
「…ところで、体は大丈夫?ごめん、海音がかわいすぎて抑えられなかった。いきなり無理させちゃったね」
「うん、大丈夫」
急に気恥ずかしくなって、目をそらしてこたえた。
「そうかそうか、じゃあ」
「きゃっ」
気が付くと、ベッドに押し倒され、目の前には妖艶な顔をした陽貴君の顔。
「もう一回、しよ?」
「嘘…」
その後、また私の意識がとぶまで愛し合った。