英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
ともあれ嬉しいことに、ルシウス様の命令により、今後はサポートとしてロキ君がついてくれるという。記憶がないわたしを心配してか、それとも監視のような意味でのことなのかは不明だが、わたしにとっては好都合な配慮に感謝するばかりだ。
「かかりっきりとはいかないぞ。こっちも主君の手伝いとか、いろいろあるんだ」
「ええ、なるべく迷惑をかけないようにするわね」
気の合う少年と楽しく話をしながら本館を隅々まで探索して回っていたら、けっこうな時間が経過していた。いっきに網羅する必要はないので、敷地内の他の棟やその他の施設はまた別の日に案内してもらうことにする。
弾む足取りで居室への道を引き返したのだが、たまたま窓から見えた存在感のある別館には不思議なほど気を取られ、足を止めた。
「どうした?」
「あの建物は、なにかしら?」
「かかりっきりとはいかないぞ。こっちも主君の手伝いとか、いろいろあるんだ」
「ええ、なるべく迷惑をかけないようにするわね」
気の合う少年と楽しく話をしながら本館を隅々まで探索して回っていたら、けっこうな時間が経過していた。いっきに網羅する必要はないので、敷地内の他の棟やその他の施設はまた別の日に案内してもらうことにする。
弾む足取りで居室への道を引き返したのだが、たまたま窓から見えた存在感のある別館には不思議なほど気を取られ、足を止めた。
「どうした?」
「あの建物は、なにかしら?」