英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
あちらの建物には屋根がないので、訓練場の壁より高い位置にある本館の渡り廊下から見下ろせば、中の様子を覗くことができる。今日は軽装備を纏った大勢の男たちがそこに集い、剣を交わせ、技を磨いているようだ。
たっぷりとした青いマントを肩にかけ、遠目にも際立って見えるのがルシウス様。詰め所から呼び寄せた騎士団の面々に、直接の指導を行っているのだろう。
(あれはなにかしら? ……まさか、豹?)
一瞬目を疑ったが、おとなの豹と思われる獣が二匹、ルシウス様のそばに控えていた。
片方は黒豹、もう一方は白銀の毛色をした獰猛そうな彼らを、鎖もつけずに自由にさせているように見えるのだが、危なくはないのだろうか。
たっぷりとした青いマントを肩にかけ、遠目にも際立って見えるのがルシウス様。詰め所から呼び寄せた騎士団の面々に、直接の指導を行っているのだろう。
(あれはなにかしら? ……まさか、豹?)
一瞬目を疑ったが、おとなの豹と思われる獣が二匹、ルシウス様のそばに控えていた。
片方は黒豹、もう一方は白銀の毛色をした獰猛そうな彼らを、鎖もつけずに自由にさせているように見えるのだが、危なくはないのだろうか。