英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
「姫には申し訳ないが、兵の訓練は国の機密に該当する。この場はお引き取り願えますか。それからアレクシア、おまえはなにか用事でもあったのか?」
「すみません……どうしても、お話したいことがあったので」
「わかった。――俺も、おまえと話をしたいと思っていた。後ほど時間を取ろう」
そう言い切ったあと、彼の視線はすっと壁側へ向けられる。
釣られて見れば、廊下の壁に窓として開けられた幾多の穴から、休憩中の兵士たちがこちらの様子を覗いていた。結果として訓練の邪魔をしてしまったらしい。
この場は解散せよとのルシウス様の意図を汲み取り、いちど深く頭を下げて、姫たち一行よりも先にその場をあとにした。
「すみません……どうしても、お話したいことがあったので」
「わかった。――俺も、おまえと話をしたいと思っていた。後ほど時間を取ろう」
そう言い切ったあと、彼の視線はすっと壁側へ向けられる。
釣られて見れば、廊下の壁に窓として開けられた幾多の穴から、休憩中の兵士たちがこちらの様子を覗いていた。結果として訓練の邪魔をしてしまったらしい。
この場は解散せよとのルシウス様の意図を汲み取り、いちど深く頭を下げて、姫たち一行よりも先にその場をあとにした。