英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
不躾に扉が開け放たれ、育まれていたムードは霧散した。大胆に開いた扉から現れたのは、イレーヌ姫だ。
「まぁ! こんなにいいお部屋があったなんて知りませんでしたわ」
ルシウス様の前へと進んできた彼女が、優雅にお辞儀をする。
「ご招待をありがとうございます。今晩はこちらでお食事をとの連絡を受け、参りました。あら? アレクシア様、どうなされたのですか?」
突然のことに頭が回らないわたしに代わり、ルシウス様が答えた。
「イレーヌ姫。今夜は晩餐を別にすると、侍女を通して知らせたはずですが」
「え? いいえ、連絡係の侍女からは、場所の変更と聞きましたわ。それに今夜はふたりきりで、濃密な時間を過ごそうと伝言があったと……」
「まぁ! こんなにいいお部屋があったなんて知りませんでしたわ」
ルシウス様の前へと進んできた彼女が、優雅にお辞儀をする。
「ご招待をありがとうございます。今晩はこちらでお食事をとの連絡を受け、参りました。あら? アレクシア様、どうなされたのですか?」
突然のことに頭が回らないわたしに代わり、ルシウス様が答えた。
「イレーヌ姫。今夜は晩餐を別にすると、侍女を通して知らせたはずですが」
「え? いいえ、連絡係の侍女からは、場所の変更と聞きましたわ。それに今夜はふたりきりで、濃密な時間を過ごそうと伝言があったと……」