英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
「すまない。俺はもともと女性に対して気が回る男じゃない。不満もあると思うが」
「え? いいえ、不満なんてありません。ルシウス様は、ずっとお優しかったですし」
「俺が?」
「はい。はじめから素敵な人だなと思って……あっ」
そこまで言って、うつむいた。みるみる顔が熱くなっていく。
よく考えずに恥ずかしいセリフを口走った気がする。言葉に嘘はないものの、突然おだてるようなことを言いだして、軽薄な女だと思われやしないだろうか。
ちょこんと座ったまま小さくなっていると、軽い咳払いがした。
「褒め言葉と受け取っておこう。これからも、君にとっては戸惑うことも多いと思うが……できればそう、契約という形で、この先も協力を願いたい」
「は、はい……もちろんです」
「え? いいえ、不満なんてありません。ルシウス様は、ずっとお優しかったですし」
「俺が?」
「はい。はじめから素敵な人だなと思って……あっ」
そこまで言って、うつむいた。みるみる顔が熱くなっていく。
よく考えずに恥ずかしいセリフを口走った気がする。言葉に嘘はないものの、突然おだてるようなことを言いだして、軽薄な女だと思われやしないだろうか。
ちょこんと座ったまま小さくなっていると、軽い咳払いがした。
「褒め言葉と受け取っておこう。これからも、君にとっては戸惑うことも多いと思うが……できればそう、契約という形で、この先も協力を願いたい」
「は、はい……もちろんです」