英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
なぜか体の奥が、ジンと熱くなった。催眠術にかけられたように言われたとおりに体が動く。閉じた瞼の上に影が降りてきて、得も言われぬ幸福感に包まれた。
そっと合わせられた唇は、何度も角度を変えて、接触を繰り返す。わずかな吸引力を持って、薄い粘膜を啄み、食むように擦ってくる。
熱くて硬い両方の手の平が、わたしの頬を包む。片方の手は横髪をかきあげるように動いて、後頭部に回された。頭が固定されて、密着度も高くなる。
重なった口元がずれるとき、互いの熱い吐息が漏れる。恍惚として浸っていると、ふいに湿った温かいものが口中に差し込まれて、体が跳ねた。
(ルシウス様の舌が、入って……どうしよう、こんなの初めて)
そっと合わせられた唇は、何度も角度を変えて、接触を繰り返す。わずかな吸引力を持って、薄い粘膜を啄み、食むように擦ってくる。
熱くて硬い両方の手の平が、わたしの頬を包む。片方の手は横髪をかきあげるように動いて、後頭部に回された。頭が固定されて、密着度も高くなる。
重なった口元がずれるとき、互いの熱い吐息が漏れる。恍惚として浸っていると、ふいに湿った温かいものが口中に差し込まれて、体が跳ねた。
(ルシウス様の舌が、入って……どうしよう、こんなの初めて)