英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
「疲れているだろう。眠っても構わない」
「いいえ、眠るだなんてもったいない。もう少しこのままでいたいです」
結婚してからこれまで夫婦として機能していなかった、わたしたちの遅かりし初夜――記念すべき初めての交わりは、婚儀の日から数カ月もの時を経て果たされたことになる。
実はアレクシアの見えない過去に一抹の不安もあったのだが、シーツについた純潔の証を見て、それも払拭された。曲がりなりにも貴族令嬢、名実ともに操を立てることができてホッとする思いだ。
「君とこうなれるなんて、夢にも思わなかった。体は辛くないか?」
「大丈夫です……」
「いいえ、眠るだなんてもったいない。もう少しこのままでいたいです」
結婚してからこれまで夫婦として機能していなかった、わたしたちの遅かりし初夜――記念すべき初めての交わりは、婚儀の日から数カ月もの時を経て果たされたことになる。
実はアレクシアの見えない過去に一抹の不安もあったのだが、シーツについた純潔の証を見て、それも払拭された。曲がりなりにも貴族令嬢、名実ともに操を立てることができてホッとする思いだ。
「君とこうなれるなんて、夢にも思わなかった。体は辛くないか?」
「大丈夫です……」