英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
「いずれご理解いただけると信じています」
「もう結構! 失礼するわ」
グレイス様はエスコートも待たずに馬車に乗り込み、扉を閉めてしまった。
「くっくっ……前途多難だなぁ、ルシウスよ」
出立の準備を終えたリアム殿下が、頃合いとばかりに馬に跨り、前に進み出てくる。
ルシウス様が馬上を見上げ、不敵な笑顔で応えた。
「殿下。母上の護衛をよろしくお願いいたします」
「ああ。それから例の施設の件も、調べを進めておくよ。なにかわかったら報告する。アレクシア殿も元気で。ルシウスに愛想を尽かしたら、いつでも僕のところにおいで」
「もう結構! 失礼するわ」
グレイス様はエスコートも待たずに馬車に乗り込み、扉を閉めてしまった。
「くっくっ……前途多難だなぁ、ルシウスよ」
出立の準備を終えたリアム殿下が、頃合いとばかりに馬に跨り、前に進み出てくる。
ルシウス様が馬上を見上げ、不敵な笑顔で応えた。
「殿下。母上の護衛をよろしくお願いいたします」
「ああ。それから例の施設の件も、調べを進めておくよ。なにかわかったら報告する。アレクシア殿も元気で。ルシウスに愛想を尽かしたら、いつでも僕のところにおいで」