英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
「ううむ……由々しき事態であるな」
思いもよらない爆弾を抱えることになった王は、低く唸っている。公国とは同盟を結んでいるはずなのに、戦争までほのめかされては穏やかではない。
もはや式典どころではなくなっていたが、会場を去ろうとする者は誰もいなかった。むしろ貴族らは好奇心を隠さずに、目と耳を大きくして見守っている。
王は落としどころを探ろうと、使者に対話を持ちかけた。
「訴えの内容は大方理解したが……公爵は具体的になにを望んでいるのだ?」
「簡単なことにございます。その不敬者を当方へお引き渡しください。自国にてしかるべき刑にかけ、処罰いたします」
(そんな……処罰って……わたし、どうなってしまうの?)
思いもよらない爆弾を抱えることになった王は、低く唸っている。公国とは同盟を結んでいるはずなのに、戦争までほのめかされては穏やかではない。
もはや式典どころではなくなっていたが、会場を去ろうとする者は誰もいなかった。むしろ貴族らは好奇心を隠さずに、目と耳を大きくして見守っている。
王は落としどころを探ろうと、使者に対話を持ちかけた。
「訴えの内容は大方理解したが……公爵は具体的になにを望んでいるのだ?」
「簡単なことにございます。その不敬者を当方へお引き渡しください。自国にてしかるべき刑にかけ、処罰いたします」
(そんな……処罰って……わたし、どうなってしまうの?)