英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
(……? どういうこと?)
明日以降の生存が危ぶまれるわたしに褒美と言われても釈然としない。議会で王太子がわたしの無実を証明してくれるとでもいうのだろうか。ありがたいはずの話にも、なぜか嫌な予感を覚える。
それにさっきから、この状況を好機と呼ぶのはなぜなのだろう。
その答えはすぐに、絶望の刃となって返ってきた。
「だが本番はこれからだ。明日の議会は傍聴が許されているゆえ、多くの貴族が訪れる。ルドルフの娘よ、おまえには最後の一押しをしてもらう。皆の前で、イレーヌを傷つけた黒幕はルシウスだと証言するのだ。妻を持ちながら、ほかの女を弄んだゲスな男だとな」
(な、なんですって……?)
明日以降の生存が危ぶまれるわたしに褒美と言われても釈然としない。議会で王太子がわたしの無実を証明してくれるとでもいうのだろうか。ありがたいはずの話にも、なぜか嫌な予感を覚える。
それにさっきから、この状況を好機と呼ぶのはなぜなのだろう。
その答えはすぐに、絶望の刃となって返ってきた。
「だが本番はこれからだ。明日の議会は傍聴が許されているゆえ、多くの貴族が訪れる。ルドルフの娘よ、おまえには最後の一押しをしてもらう。皆の前で、イレーヌを傷つけた黒幕はルシウスだと証言するのだ。妻を持ちながら、ほかの女を弄んだゲスな男だとな」
(な、なんですって……?)