英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
唐突に声が聞こえた。頭の中に直接響いてくるようだ。
声の出所を探して意識がさまよう。すると正面に光の粒子が集まってきて、小さな動物の姿を象った。三角の耳に細長い尻尾、しなやかな丸みを帯びたこのフォルムは――。
「あなたは……公園にいた猫ちゃん?」
『うん。あたちのせいで、君を死なせてしまって……ごめんニャ……』
語尾に「ニャ」が混じる舌足らずなしゃべり方がなんともいえず愛らしい。
「……いいえ、あれは仕方のないことだわ。恨んでもいないし……」
どこまでも穏やかな気持ちになって気持ちを伝えると、ふわりと和んだ気配が伝わってくる。
声の出所を探して意識がさまよう。すると正面に光の粒子が集まってきて、小さな動物の姿を象った。三角の耳に細長い尻尾、しなやかな丸みを帯びたこのフォルムは――。
「あなたは……公園にいた猫ちゃん?」
『うん。あたちのせいで、君を死なせてしまって……ごめんニャ……』
語尾に「ニャ」が混じる舌足らずなしゃべり方がなんともいえず愛らしい。
「……いいえ、あれは仕方のないことだわ。恨んでもいないし……」
どこまでも穏やかな気持ちになって気持ちを伝えると、ふわりと和んだ気配が伝わってくる。