義兄に恋してたら、男になっちゃった!? こじ恋はじめます
ダイニングで、みんなで食卓を囲みながら、
私とお兄ちゃん、そして流斗さんとのこれまでを、ぽつぽつと語っていった。
しばらくすると、両親はあくびをしたり、ふたりで雑談を始めたりし始める。
どうやら話に飽きてしまったようだった。
……うん、やっぱりこうなるよね。
あれだけ勢いよく迫ってきたくせに、数分後にはこの有様。
この人たちに真面目な話は通じないというか――たぶん最初から、そこまで深刻に捉えてなかったんだと思う。
もう、ほんといい性格してるよ。
食事を終えると、みんなでぞろぞろとリビングへ移動した。
父と母は息ぴったりにキッチンへ立ち、仲良く後片付けを始める。
「ほんと、唯のご両親って仲いいよね」
蘭が笑いながらぽつりとつぶやく。
その声音につられて、私もふっと笑った。
「うん、そうだね。いつまで経ってもラブラブなんだから」
そんなことを言い合いながら、私と蘭は並んでソファに腰を下ろす。
……と、そのすぐ後ろで足音が止まった。
お兄ちゃんと流斗さんだ。
ちらりと顔を見合わせると、どちらも少し複雑そうな表情を浮かべながら、腰を下ろした。
――男同士の微妙な距離感が、なんだかちょっとおかしい。