義兄に恋してたら、男になっちゃった!? こじ恋はじめます
こうして、また私たちの日常が戻ってきた。
朝、私が寝癖のまま食卓に現れ、それをからかってくる兄。
母が「あらあら」と笑い、父が優しく微笑みかけ、くすっと笑う。
そんな、ありふれた光景。
でも、前と違うのは――
私と兄が両想いで、恋人同士ってこと。
変身なんて……最初は戸惑うことばかりで。
どうしようもなく不安で、苦しいこともたくさんあった。
でも、その不思議な出来事がなかったら、家族との絆も、親友との友情も、流斗さんとの関係も、兄への想いも。
なにも変わらなかった。
すべてが奇跡のような、夢のような、大切な私の宝物。
起こることは変えられない。
でもそこから何かを得ることはできる。
あきらめず、前を向き、人を信じ、進み続ければ――
勝利の女神はすぐそこに!
……なんてね。