【書籍化】幼馴染のエリート外交官にカラダから堕とされそうです
視線を声のする背後の方に移動させて、まず視界に飛び込んで来たのは、磨きあげらかれたピカピカの黒い革靴。それから細身のオーダーメードの三揃いスーツを纏った長い手足のスラリとした体躯に、ほっそりとした顎。それから、高く通った鼻梁に、意思の強さを伺わせる鋭くセクシーなアーモンドアイ。そんな左右均等の甘いマスクに、少し気怠げな緩く癖のついた黒髪が合わされば、すれ違う誰もを魅了してしまうことを私は知っている。
「奏、君……」
柔らかく微笑まれて、きゅっと胸が痛いほど締め付けられた。
「久しぶりだな。楓」
込み上げる色んな感情を押し殺し、「ヒサシブリ」どうにか笑顔を浮かべた。
「聞いていると思うが、柊の代わりに迎えに来た。……ん? もう、帰る準備出来ているのか、なら帰るぞ、送っていく」
「ぇっ……ちょっと」
奏君はそれだけ言うと、早速私の手を引いて叔父さんに声をかけた。
ここで帰宅準備万端なのが仇となるとは思わなかった。
「叔父さん、お久しぶりです。楓のこと回収していきますね」
「奏、君……」
柔らかく微笑まれて、きゅっと胸が痛いほど締め付けられた。
「久しぶりだな。楓」
込み上げる色んな感情を押し殺し、「ヒサシブリ」どうにか笑顔を浮かべた。
「聞いていると思うが、柊の代わりに迎えに来た。……ん? もう、帰る準備出来ているのか、なら帰るぞ、送っていく」
「ぇっ……ちょっと」
奏君はそれだけ言うと、早速私の手を引いて叔父さんに声をかけた。
ここで帰宅準備万端なのが仇となるとは思わなかった。
「叔父さん、お久しぶりです。楓のこと回収していきますね」