【書籍化】幼馴染のエリート外交官にカラダから堕とされそうです
つい一週間前の交際三年記念には、『近いうちにお兄さんに、今後のためのご挨拶でも――』なんて、結婚を匂わせるようなメールしてきて、心配性でちょっぴりシスコン気味の兄――柊こと柊兄はようやく私に家族が増えることを楽しみにしていた。
そう。私にとって彼は初めての彼氏で、真剣な交際だった。
なのに、浩太はその裏で、あんなことをしていたなんて、こんなの、悲しさよりも衝撃のほうが強すぎる……!
そんなわけで、会社からタクシーで十五分ほどの距離のアットホームな居酒屋。
空のビールジョッキをカウンターに叩きつけた私は、カウンターに突っ伏して愚痴をこぼしていた。
「……そりゃあ、私にも原因はあるけどさ、さすがにひどすぎる……! 飲まなきゃやってられないよお」
カウンター越しの和装姿の叔母・都さんが、じめじめした私を見兼ねて、客に料理を振る舞いながらと優しく声をかけてくれた。
「会社で浮気している男なんかより、可愛い楓ちゃんを大事にしてくれる男はいっぱいいるわよ。結婚する前に分かってよかったじゃない。今日はとことん、飲みなさい」
そう。私にとって彼は初めての彼氏で、真剣な交際だった。
なのに、浩太はその裏で、あんなことをしていたなんて、こんなの、悲しさよりも衝撃のほうが強すぎる……!
そんなわけで、会社からタクシーで十五分ほどの距離のアットホームな居酒屋。
空のビールジョッキをカウンターに叩きつけた私は、カウンターに突っ伏して愚痴をこぼしていた。
「……そりゃあ、私にも原因はあるけどさ、さすがにひどすぎる……! 飲まなきゃやってられないよお」
カウンター越しの和装姿の叔母・都さんが、じめじめした私を見兼ねて、客に料理を振る舞いながらと優しく声をかけてくれた。
「会社で浮気している男なんかより、可愛い楓ちゃんを大事にしてくれる男はいっぱいいるわよ。結婚する前に分かってよかったじゃない。今日はとことん、飲みなさい」