明治、一目惚れの軍人に溺愛されて
桐島中尉の腕が、背後から私を包み込む。

「中尉……?」

問いかける声は震えていた。

「俺を受け入れて欲しい。」

低く熱のこもった声が耳元をかすめる。

かぁっと顔が熱くなり、胸が苦しくなる。

「絶対に、後悔させない。」

その言葉に、私はうんと頷いた。

次の瞬間、自らの手が彼の胸元に触れていた。

「んあっ……」

衣擦れの音と共に、熱い指先が私の胸に触れる。

視線を逸らす間もなく、白い肌が露わになっていく。

「あっ……恥ずかしい……」

両腕で自分を覆おうとするが、その上から彼の手が重なった。

「とてもきれいだ……」

その囁きと共に、首筋に熱い口づけが降りる。

鎖骨、そして胸元へ――愛しさを刻むように。

触れられるたび、体が甘く震えた。

羞恥と幸福が入り混じり、心まで裸にされていくようだった。

――もう、この人から逃げられない。
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