「明治大正ロマンス ~知らない間に旦那様が変わっていました~」
「あの~、私、もう帰りますね」

 次郎は確かまだこちらで仕事があるはずだ。

 そう思い、珠子は言ったが、父に引き止められる。

「まあ、ちょっとゆっくりして行きなさい。
 お母さんもそろそろ戻ってくるし。

 ……もうすぐ到着するだろうから」

「えっ?」

 


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