クールな上司の〝かわいい〟秘密 ――恋が苦手なふたりは互いの気持ちに気づけない
「流石だな。既定人時で売場を作り上げ、時間内に完結させる。これができない店長が多い」
「え……」
思わぬ褒め言葉にまごつき、ついそうこぼしてしまった。彼が今まで、こんなふうに褒めてくれたことなどあっただろうか。
嬉しさからか鼓動が速まり、私は固まってしまう。
そんな私から視線を外し、彼は新商品の並ぶ棚をぐるりと見回して続けた。
「販促物、トルソーの着せ替え。間違いひとつない」
「それは、スタッフの皆が頑張ってくれたからですよ」
言いながら、高鳴る鼓動に静まれと言い聞かせた。
事実、私の力だけで売場は作れない。真霜の的確な指示出しや、てきぱきと動いてくれるスタッフのおかげだ。
「……そうか」
智田SVがそう言った頃には売場は完璧に作り終わっていて、スタッフは既に撤収していた。
「え……」
思わぬ褒め言葉にまごつき、ついそうこぼしてしまった。彼が今まで、こんなふうに褒めてくれたことなどあっただろうか。
嬉しさからか鼓動が速まり、私は固まってしまう。
そんな私から視線を外し、彼は新商品の並ぶ棚をぐるりと見回して続けた。
「販促物、トルソーの着せ替え。間違いひとつない」
「それは、スタッフの皆が頑張ってくれたからですよ」
言いながら、高鳴る鼓動に静まれと言い聞かせた。
事実、私の力だけで売場は作れない。真霜の的確な指示出しや、てきぱきと動いてくれるスタッフのおかげだ。
「……そうか」
智田SVがそう言った頃には売場は完璧に作り終わっていて、スタッフは既に撤収していた。