クールな上司の〝かわいい〟秘密 ――恋が苦手なふたりは互いの気持ちに気づけない
「私だって、智田SVのこと好きだったんですよ。バーベキューのあの日、私を庇ってくれた時から。なのに、智田SVは不動店長のことしか見えてなくて……」
突然こぼされた、彼女の言葉にどきりとする。だが彼女はすぐに背を正し、私たちに再び頭を下げた。
「この度は、本当に申し訳ございませんでした」
それから再び涙を拭い、私に笑みを向ける。
「幸せになってくださいね、不動店長」
そう言うと、彼女はミーティングルームを出ていった。
しばらく、妙な沈黙が訪れる。だけどそれを終わらせたのは、茉寛さんだった。
彼は島崎店長が出ていった時こそ動揺したように目を見開いていたが、今はもういつもの顔をしている。
「俺からももう一度謝罪をさせて欲しい。本当に申し訳なかった」
彼はこちらにもう一度頭を下げ、それから淡々と言った。
「貴重な時間をありがとう」
彼がミーティングルームを出てゆく。
バタンとその扉が閉まると、真霜がぽつりと言った。
「なんだがびっくりしちゃいました。まさか、島崎店長の仕業だったなんて」
真霜はまだ驚いているのか、何度か目をぱちぱちさせる。だが、次の瞬間には私を向き直って言う。
「それに、不動店長の恋の相手が智田SVだったなんて。どうして言ってくれなかったんですか?」
「ふぇ……っ!」
真霜の言葉に、変な声が口から飛び出た。
だが、彼女はそんな私に前のめりになって聞いてくる。
突然こぼされた、彼女の言葉にどきりとする。だが彼女はすぐに背を正し、私たちに再び頭を下げた。
「この度は、本当に申し訳ございませんでした」
それから再び涙を拭い、私に笑みを向ける。
「幸せになってくださいね、不動店長」
そう言うと、彼女はミーティングルームを出ていった。
しばらく、妙な沈黙が訪れる。だけどそれを終わらせたのは、茉寛さんだった。
彼は島崎店長が出ていった時こそ動揺したように目を見開いていたが、今はもういつもの顔をしている。
「俺からももう一度謝罪をさせて欲しい。本当に申し訳なかった」
彼はこちらにもう一度頭を下げ、それから淡々と言った。
「貴重な時間をありがとう」
彼がミーティングルームを出てゆく。
バタンとその扉が閉まると、真霜がぽつりと言った。
「なんだがびっくりしちゃいました。まさか、島崎店長の仕業だったなんて」
真霜はまだ驚いているのか、何度か目をぱちぱちさせる。だが、次の瞬間には私を向き直って言う。
「それに、不動店長の恋の相手が智田SVだったなんて。どうして言ってくれなかったんですか?」
「ふぇ……っ!」
真霜の言葉に、変な声が口から飛び出た。
だが、彼女はそんな私に前のめりになって聞いてくる。