クールな上司の〝かわいい〟秘密 ――恋が苦手なふたりは互いの気持ちに気づけない
電車に揺られ、駅舎を出る頃には日が西に傾き始めていた。
「こっちだ」
彼は言いながら、とある一本道へと向かう。
(こっちって……)
間違いない。婚活パーティーでやってきた、あのホテルへと続く直結の道だ。
(どうして、そんなところへ?)
疑問が頭に浮かぶが、彼はすたすたと先に行ってしまう。私もそれに続き、彼とともにホテルへ入る。
「あの、一体どこへ――」
「上の階にあるレストランを予約してある。眺めがいいと、評判なんだ」
彼はそう言い、エレベーターホールで立ち止まる。私は思わず目を見開いたが。彼はためらいもなくエレベーターのボタンを押した。
シースルーのエレベーターは、どんどん上昇してゆく。観覧車、赤レンガ倉庫、大さん橋。その向こうに広い海も見えるみなとみらいの景色は、確かに素敵だ。
だが、私の頭の中は大量のクエスチョンマークがぐるぐると回っていた。
(なんで? ここのレストランって、高級だよね?)
訳の分からぬまま、思っていた通り高級な店構えのレストランへと連れて行かれる。
茉寛さんがレセプションに声を掛けると、そのままウェイターに連れられあれよあれよという間に窓際の席へ着席させられた。
「こっちだ」
彼は言いながら、とある一本道へと向かう。
(こっちって……)
間違いない。婚活パーティーでやってきた、あのホテルへと続く直結の道だ。
(どうして、そんなところへ?)
疑問が頭に浮かぶが、彼はすたすたと先に行ってしまう。私もそれに続き、彼とともにホテルへ入る。
「あの、一体どこへ――」
「上の階にあるレストランを予約してある。眺めがいいと、評判なんだ」
彼はそう言い、エレベーターホールで立ち止まる。私は思わず目を見開いたが。彼はためらいもなくエレベーターのボタンを押した。
シースルーのエレベーターは、どんどん上昇してゆく。観覧車、赤レンガ倉庫、大さん橋。その向こうに広い海も見えるみなとみらいの景色は、確かに素敵だ。
だが、私の頭の中は大量のクエスチョンマークがぐるぐると回っていた。
(なんで? ここのレストランって、高級だよね?)
訳の分からぬまま、思っていた通り高級な店構えのレストランへと連れて行かれる。
茉寛さんがレセプションに声を掛けると、そのままウェイターに連れられあれよあれよという間に窓際の席へ着席させられた。