クールな上司の〝かわいい〟秘密 ――恋が苦手なふたりは互いの気持ちに気づけない
「謝ることじゃない。悩みを話すから、相談だろう」
ひたすら申し訳なさを感じている中で、降ってきた彼の声。はっと顔を上げると、彼は穏やかに微笑んでいた。
「最良の道を、一緒に探そう。俺も上司として、里咲がやりたいことをできるような方法を探っていきたいと思う。本部も店長職も、どっちも捨てがたいということだろう?」
「茉寛さん……」
彼がいる。一緒に考えてくれる。それだけで、なんだか気持ちが軽くなる。
思わず涙がこみ上げて、それを隠すように小さくこくりと頷いた。
やっぱり彼は、私にとって最高の上司だ。
「ありがとうございます」
小さな声でそう言うと、彼はふっと笑みをもらしてから、そっと口を開いた。
「俺さ、親が転勤族で、幼い頃から色々な土地を転々としていたんだ。だが、どこに行ってもプレブロは変わらなかった」
彼はそこまで言うと、どこか昔を懐かしむように目を細めた。
「プレブロって俺たちが幼い頃に店舗数が増えて、話題になり始めただろう? どこにいっても同じ店があるというのは、子供ながらに安心感があったんだ。服のサイズもデザインも、品質もどこの店でも同じだったから」
それから、茉寛さんは不意にこちらを向く。
ひたすら申し訳なさを感じている中で、降ってきた彼の声。はっと顔を上げると、彼は穏やかに微笑んでいた。
「最良の道を、一緒に探そう。俺も上司として、里咲がやりたいことをできるような方法を探っていきたいと思う。本部も店長職も、どっちも捨てがたいということだろう?」
「茉寛さん……」
彼がいる。一緒に考えてくれる。それだけで、なんだか気持ちが軽くなる。
思わず涙がこみ上げて、それを隠すように小さくこくりと頷いた。
やっぱり彼は、私にとって最高の上司だ。
「ありがとうございます」
小さな声でそう言うと、彼はふっと笑みをもらしてから、そっと口を開いた。
「俺さ、親が転勤族で、幼い頃から色々な土地を転々としていたんだ。だが、どこに行ってもプレブロは変わらなかった」
彼はそこまで言うと、どこか昔を懐かしむように目を細めた。
「プレブロって俺たちが幼い頃に店舗数が増えて、話題になり始めただろう? どこにいっても同じ店があるというのは、子供ながらに安心感があったんだ。服のサイズもデザインも、品質もどこの店でも同じだったから」
それから、茉寛さんは不意にこちらを向く。