クールな上司の〝かわいい〟秘密 ――恋が苦手なふたりは互いの気持ちに気づけない
「でも、『かわいい』というのはそのままの意味ではなくて、いつもはかっこいいからそう思ってしまうというか、ギャップにぐっとくるというか、つまり茉寛さんは私にとって――」
最後まで言えなかった。突如、彼の両腕が私を包み込んだのだ。
唐突のゼロ距離に、鼓動が激しく暴れだす。
彼の腕の力は強い。されるがまま抱きしめられ、全身が猛烈に熱くなる。
「あ、あの……」
なんとかそう声を出し、顔を上げる。
彼は今まで見たことがないような、幸せそうな赤面を私に向けていた。
「すまないが、離したくない」
彼の言葉に、さらに鼓動が速くなる。すると彼は私の耳元で、そっと言った。
「里咲の言葉はつまり、いつもはかっこいいと思ってくれているということだろう? こんな俺に幻滅せずにいてくれるということだろう?」
私は彼の腕の中で、小さくこくりと頷いた。
「幻滅なんかしません。むしろ、智田SVを意識したのも、あなたのドジがきっかけですから」
ついそうこぼすと、智田SVはため息をひとつこぼす。
最後まで言えなかった。突如、彼の両腕が私を包み込んだのだ。
唐突のゼロ距離に、鼓動が激しく暴れだす。
彼の腕の力は強い。されるがまま抱きしめられ、全身が猛烈に熱くなる。
「あ、あの……」
なんとかそう声を出し、顔を上げる。
彼は今まで見たことがないような、幸せそうな赤面を私に向けていた。
「すまないが、離したくない」
彼の言葉に、さらに鼓動が速くなる。すると彼は私の耳元で、そっと言った。
「里咲の言葉はつまり、いつもはかっこいいと思ってくれているということだろう? こんな俺に幻滅せずにいてくれるということだろう?」
私は彼の腕の中で、小さくこくりと頷いた。
「幻滅なんかしません。むしろ、智田SVを意識したのも、あなたのドジがきっかけですから」
ついそうこぼすと、智田SVはため息をひとつこぼす。