滾る恋情の檻
服を剥ぎ、あらわになった美子の身体に、息が詰まった。


――驚くほど綺麗だった。


透きとおるように白く、柔らかそうで、指先ひとつで壊れてしまいそうなくらい儚いのに、どこか妖艶さを秘めている。


鎖骨から胸の起伏へと流れる線は滑らかで、腰のくびれは女の形そのもので。


俺が知らない間に、こんなにも“女”になっていた美子。


他の女の肌は、どうしても気持ち悪くて長く触れられなかったのに。


やっぱり、美子だけは違った。


もっと、ずっと、永遠に触れていたい。
その事実が、余計に俺を狂わせた。


「ねぇ、美子ちゃん。何人の男に、この身体を触らせた?」


答えられずに震える姿が、また堪らなく愛しい。


息を荒げながら甘い声を上げるたび、頭の中は嫉妬と独占欲で真っ白になる。


――だから、何度も名前を呼ばせた。


俺以外のことなんて考えられなくなるように。


「……名前で呼んで。美子」


「あぁっ……! ん……は、るか……さんっ……」


震える声で縋るように俺を呼ぶその響きが、全身を痺れさせる。


「もっと」


懇願するようにせがみ、何度も腰を打ちつけ、奥まで貫く。


彼女の声が高く跳ね、涙をにじませながら告白が零れた。


「ぁっ、遥さ……すき……です……っ、ずっと……ぁ……遥さん、だけを……んあぁっ……」


その瞬間、心の底から満たされるのを感じた。


どんなに他の女に抱きつかれても、何も残らなかった俺が、
美子のその一言で、全身が熱で満たされていく。


「……俺もだよ、美子」


後ろから強く抱きしめ、逃げ場を与えずに全てを重ね合わせる。
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