初恋相手に再会したら、恋の続きになりまして
カウンター席に、二人だけの時間が流れていた。
窓の外には海が広がり、夕焼けがすっかり夜の青に変わりつつあった。波の音と、店内に流れる心地よい音楽だけが、ふたりを包み込む。
「……理世」
滉星が低い声で呼ぶと、理世は驚いたように振り返る。その瞳に映るのは、どこか決意を帯びた彼の表情だった。
彼はゆっくりと理世に近づき、頬に優しく手を添える。温かな掌に包まれ、理世は胸が高鳴るのを抑えられなかった。
「誕生日おめでとう」
その一言に、理世の瞳が潤む。
「ありがとう」
自然と笑みがこぼれる。けれど、滉星の視線は真剣で、その熱を帯びた眼差しに理世は息を呑んだ。
「これからもずっと、理世の誕生日を祝いたいんだ」
滉星の言葉に、理世は首をかしげる。
「ん?え?それって……」
彼は迷いなく、ポケットから小さな箱を取り出した。深紅のリボンが結ばれたその箱は、彼の手のひらで小さく、けれど重みのある存在感を放っていた。
「結婚してください」
静かな夜のカフェに、はっきりとした言葉が落ちる。
理世は一瞬、時が止まったように感じた。胸の奥が熱くなり、涙が込み上げる。
「……滉星……」
その声は震えていた。理世は両手で口を覆い、彼を見つめる。
滉星はそっと赤い箱を差し出し、理世の手に置いた。
「これからも、毎年、どんな日々も……一緒に歩んでいきたい」
理世の胸に、愛しさと感謝と幸福が一気に押し寄せる。
彼女は小さく頷き、涙を拭いながら笑った。
「……はい。お願いします」
カウンターの上で、二人の手が重なり合った。
――理世の誕生日は、忘れられない夜になった。
窓の外には海が広がり、夕焼けがすっかり夜の青に変わりつつあった。波の音と、店内に流れる心地よい音楽だけが、ふたりを包み込む。
「……理世」
滉星が低い声で呼ぶと、理世は驚いたように振り返る。その瞳に映るのは、どこか決意を帯びた彼の表情だった。
彼はゆっくりと理世に近づき、頬に優しく手を添える。温かな掌に包まれ、理世は胸が高鳴るのを抑えられなかった。
「誕生日おめでとう」
その一言に、理世の瞳が潤む。
「ありがとう」
自然と笑みがこぼれる。けれど、滉星の視線は真剣で、その熱を帯びた眼差しに理世は息を呑んだ。
「これからもずっと、理世の誕生日を祝いたいんだ」
滉星の言葉に、理世は首をかしげる。
「ん?え?それって……」
彼は迷いなく、ポケットから小さな箱を取り出した。深紅のリボンが結ばれたその箱は、彼の手のひらで小さく、けれど重みのある存在感を放っていた。
「結婚してください」
静かな夜のカフェに、はっきりとした言葉が落ちる。
理世は一瞬、時が止まったように感じた。胸の奥が熱くなり、涙が込み上げる。
「……滉星……」
その声は震えていた。理世は両手で口を覆い、彼を見つめる。
滉星はそっと赤い箱を差し出し、理世の手に置いた。
「これからも、毎年、どんな日々も……一緒に歩んでいきたい」
理世の胸に、愛しさと感謝と幸福が一気に押し寄せる。
彼女は小さく頷き、涙を拭いながら笑った。
「……はい。お願いします」
カウンターの上で、二人の手が重なり合った。
――理世の誕生日は、忘れられない夜になった。