カッターナイフ / 一生涯抜くことの出来ないある男の話
で、話は盛り上がり、洋平は満を持したように従兄に聞いた。
「兄ちゃん、あの。
兄ちゃんの友達にお祭りで会うた別の人の事なんやけど。
あの、妹さんがいてた。」
従兄はにやっと笑って洋平に言った。
「やっぱり、俺の言うた事はほんまじゃったろ。
お前、あの子の事、気に入っとったんやろ。」
従兄に爆笑された。
洋平はもう隠したり照れてなどしなかった。
「うん。ほんまは、その子にもう一回だけでも会うてみたいな、と思ってんねん。
見るだけでもええねん。」
従兄は最初こそ爆笑していたが洋平がいつになく堂々と本音を話しているのが伝わった。
「よっしゃ、わかった。
まあ無理かもとは思うけど、一回そいつに話したるけ。
向こうもお前がわざわざ尾道まで来よって、むげに断る事も出来んとも思うし。」
洋平は従兄の事をこんなに頼もしく感じたことは初めてであった。
「兄ちゃん、あの。
兄ちゃんの友達にお祭りで会うた別の人の事なんやけど。
あの、妹さんがいてた。」
従兄はにやっと笑って洋平に言った。
「やっぱり、俺の言うた事はほんまじゃったろ。
お前、あの子の事、気に入っとったんやろ。」
従兄に爆笑された。
洋平はもう隠したり照れてなどしなかった。
「うん。ほんまは、その子にもう一回だけでも会うてみたいな、と思ってんねん。
見るだけでもええねん。」
従兄は最初こそ爆笑していたが洋平がいつになく堂々と本音を話しているのが伝わった。
「よっしゃ、わかった。
まあ無理かもとは思うけど、一回そいつに話したるけ。
向こうもお前がわざわざ尾道まで来よって、むげに断る事も出来んとも思うし。」
洋平は従兄の事をこんなに頼もしく感じたことは初めてであった。