この関係、治療につき~変人伯爵さまはメイドのわたしにご執心(ただし、研究材料として)~
第1話 ウォラル伯爵家のドジなメイド
 ハガード王国の王都のはずれには、一面緑の広大な土地が広がっている。

 この地はすべてとある伯爵家が所有している。二代前の当主が、褒美としてもらったのがこの土地だと。

 その当主は王都の喧騒を嫌い、静かな土地を求めた。そして、条件に合致したのがここだったとか、なんとか。

 以来、伯爵家は土地の中央に巨大な屋敷を構え、必要最低限の使用人と共に暮らしている。

 そしてわたしは、この伯爵家に仕えるメイドの一人。三カ月前に雇われた、下っ端の使用人である。
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