からかわないでよ、千景くん。



もしかしたら…私の知らない間に、彼女ができたのかもしれない。

千景くんは、その人のことが好きなのかもしれない。

ドクンドクン。
心臓が、嫌な音を立てている。



「保健室?」



千景くんが、少し首をかしげる。



「千景くんが女の子と手を繋いで保健室に入っていったって聞いたから」



そう言うと、千景くんは眉間にしわを寄せて考え込んだ。



「うーん…」



覚えていないのか。
それとも、言いたくないのか。


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