からかわないでよ、千景くん。



*

*

*



チャイムの音で、ふと目が覚めた。



「あれ…どこ…?」



ぼんやりとした頭で周りを見渡すと、そこは保健室だった。

白い天井。静かな空気。

そして、私はベッドの中。

おでこにひんやり冷たい感触があって、手を伸ばすと冷えピタらしきものが貼ってあることに気づいた。



(あれ…誰が貼ってくれたんだろ)



そう思った瞬間、何かが足に当たった。



「…ん?」



隣を見ると、そこには千景くんがいた。

しかも、私と同じベッドで寝てる。すやすやと。



(なっ、なんで…!?)



心臓が跳ねた。

一気に目が覚めて、私はガバッと起き上がる。

頭がくらっとしたけど、それよりも目の前の状況が信じられなくて。



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