からかわないでよ、千景くん。
「千景くん、もしかしてずっといてくれたの?」
そう聞くと、千景くんはまた私の隣に寝転んで、こっちに体を向けながら言った。
「そうだよ。こうやって、なずなの隣で寝顔見てた」
意地悪く笑うその顔に、心臓が跳ねた。
「やっ、やだ!最低…!というか、なんで隣で寝てるの…!?」
あまりにも近すぎる距離。
知らない間に寝顔を見られていたことが、恥ずかしすぎて。
私は思わず、布団を頭までかぶった。
熱もあるし、寝起きだし、絶対最悪な顔してる。
髪もボサボサだし、目も腫れてるかもしれないし…!
うう、もう千景くんの顔、見れないよ…。