からかわないでよ、千景くん。
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待ちに待った放課後。
千景くんと並んで歩く、私の家までの道のり。
ドキドキして、会話が続かない。
「ちょっとコンビニ寄っていい?」
「え?飲み物とかならあるよ?」
「……ちょっと待ってて」
千景くん、私の顔を一瞬見た。何か言いたそうな顔だったけど—— すぐに行っちゃった。
私は黙って、言われた通り待つことにした。
すぐに出てきた千景くん。袋を持ってる。
「なに買ったの?お菓子?」
そう聞くと、千景くんはため息をついた。
「なずなは、知らなくてもいいよ」
うん? よく分からないけど——。