からかわないでよ、千景くん。
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昼休み。
なんでこの気持ちになるのか、もう一度確かめたくて…私は千景くんのところへ向かった。
でも、そこに千景くんはいなかった。
(入違ったかな…?)
そう思って階段を降りて、廊下を歩いていると聞こえてきた、声。
「さっき保健室に千景くんと女子入ってったんだけど!」
「まじ?」
「しかも、手繋いでた!」
千景くんの話だった。
「千景って、パーソナルスペースの概念ないよね」
「去年、普通に距離近くてドキドキしたの思い出した。顔もいいしさー」
その言葉に、足が止まった。
(そっか。私だけじゃないんだ)
千景くんに触れられるのって、特別じゃなかった。
忘れてた。千景くんって、元からそういう人だった。