クズなキミからの不適切な溺愛
「いや、あの、この、ダイヤはその……」

「え? ダイヤ?」

「あー、なんもないです。見つけた宝は見なかったことにしようとしていて……あの、その……」

俺は言い訳をしようとモゴモゴしてから、光莉さんに潔く土下座した。


「すいませんでした! つい下着に目を奪われてしまいました! 今後は絶対、手を出さないようにします!」

「…………」

(呆れてる……?)

(嫌われた?)

(俺はなんてことを……)

「恩志くん、顔あげて」

おずおずと顔をあげると、光莉さんがクスッと笑いながら、俺の目の前にしゃがみ込んだ。

「怒ってないよ。私のまで畳んでくれてありがとうって言おうとしたの」

「えっ、ほんとですか?」

「まぁ、そのあとに下着は恥ずかしいから、今度からよけておいてって言おうと思ったけどね」

「やっぱり、そうですよね……なんか煩悩と誘惑に勝てなくてすみません」

しょんぼりした俺を見ながら、彼女が首を振る。

「恩志くん、ありがとう」
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