クズなキミからの不適切な溺愛
スウェットの中に巻き込むように挟まっていたのは白い下着だ。


「やっば……洗濯物って宝探しなんだな」

と言葉にしてから、俺は自分の頬をビンタする。

「って、俺は変態か……」

そう独白しつつも、いつも行為の際は暗闇なので光莉さんの身につけているものをじっくり見る機会はない。

(おいおい……思春期の中学生じゃあるまいし)

俺はぶんぶんと顔を左右に振った。

「はい。やめやめ! 発掘した、ダイヤモンドとサファイアのことは忘れるべし!」

「──恩志くん?」

「うわぁっ!」

ふいに背後から聞こえてきた声に、俺は大きな声を出しながら振り返った。

「もう、ただいまって言ってたのに洗濯物に夢中になっ……」

そこまで言った光莉さんは、俺がスウェットと一緒に抱えている、ダイヤモンドこと白の下着をみて眉を寄せた。

「それ、私の……」

(や、やばい!!)

< 199 / 218 >

この作品をシェア

pagetop