クズなキミからの不適切な溺愛
※※
二週間が瞬く間に過ぎ、また金曜日がやってきた。
あれから美蘭は私に嫌がらせすることも嘘をついて仕事を振ることもなくなったが、大人しく真面目に仕事をしているのだ何だか腑に落ちない。
(前からずっと和馬のことが好きだったから、それで私に嫌がらせしてたのかな)
(と言うことはもう和馬と交際して満足してるってこと?)
「新名先輩、カフェオレどうぞ」
「え、淹れてくれたの?」
「はい、自分のをいれるついでなので気にしないでください」
にっこり微笑む美蘭に一瞬、毒でも入っているのかと不審に思ってしまうがさすがにドラマや漫画の見過ぎだろう。
お礼を口にするのは気が進まないが事務所の中なので仕方ない。
「……ありがとう」
「いえ」
すぐに美蘭は席に戻るとまた仕事を始める。
(よくわからない子だな)
恋人を寝取り、敵意をむき出しにしたかと思えばこうやって何ごともなかったかのように
振る舞い、気遣いまで見せてくる。
「新名さん、少しいいかな?」
声をかけてきたのは直属の上司である課長だ。
「はい、いま行きます」
二週間が瞬く間に過ぎ、また金曜日がやってきた。
あれから美蘭は私に嫌がらせすることも嘘をついて仕事を振ることもなくなったが、大人しく真面目に仕事をしているのだ何だか腑に落ちない。
(前からずっと和馬のことが好きだったから、それで私に嫌がらせしてたのかな)
(と言うことはもう和馬と交際して満足してるってこと?)
「新名先輩、カフェオレどうぞ」
「え、淹れてくれたの?」
「はい、自分のをいれるついでなので気にしないでください」
にっこり微笑む美蘭に一瞬、毒でも入っているのかと不審に思ってしまうがさすがにドラマや漫画の見過ぎだろう。
お礼を口にするのは気が進まないが事務所の中なので仕方ない。
「……ありがとう」
「いえ」
すぐに美蘭は席に戻るとまた仕事を始める。
(よくわからない子だな)
恋人を寝取り、敵意をむき出しにしたかと思えばこうやって何ごともなかったかのように
振る舞い、気遣いまで見せてくる。
「新名さん、少しいいかな?」
声をかけてきたのは直属の上司である課長だ。
「はい、いま行きます」