クズなキミからの不適切な溺愛
「犬井さん呼びの上に、あのクズを庇うとかどうかしてるね」
「クズはあなたでしょっ」
そう言うと、私はなるべくこの場を早く去りたくて急いで資料を持って踏み台に登ろうとするが、和馬に手首を掴まれるとドンッと壁に追いやられる。
「な、何すんのよっ」
「意地張るなって、今だに僕のこと好きなんでしょ?」
「え?」
私は彼の信じられない思い込みに唖然とする。
「だから週末、家来てご飯作っていいからね。僕、オムライス食べたいな。あと肉じゃがとミートソースとハンバーグ、いつもみたいに作り置きもしてくれていいからね」
ペラペラと好き勝手に喋りながら和馬が自身のスマホを見せてくる。
「僕、このピザ食べてみたいから作ってよ」
「何、言ってんの……?!」
「恥ずかしがらないで。僕のために尽くす光莉が好きだし嬉しいよ」
「頭どうかしてるんじゃない?! 私たちお別れしたの! そんなに食べたけりゃ高梨さんに作ってもらえば?!」
「なんだよ、偉そうだな! 僕の言うこと黙って聞けないの?!」
「ちょっと、離してよっ!」
私は和馬の手から手首を解こうとするが力が強くてびくともしない。
「いい加減素直になれよ、ね?」
「痛っ」
ギリっと力を込められて思わず声が漏れた。
その時──。
パシャッとシャッターの音が鳴って光ったと同時に、和馬が誰かに勢いよくつき飛ばされるとどしんと尻餅をついた。
「バカ犬にはしつけが必要すね」
「クズはあなたでしょっ」
そう言うと、私はなるべくこの場を早く去りたくて急いで資料を持って踏み台に登ろうとするが、和馬に手首を掴まれるとドンッと壁に追いやられる。
「な、何すんのよっ」
「意地張るなって、今だに僕のこと好きなんでしょ?」
「え?」
私は彼の信じられない思い込みに唖然とする。
「だから週末、家来てご飯作っていいからね。僕、オムライス食べたいな。あと肉じゃがとミートソースとハンバーグ、いつもみたいに作り置きもしてくれていいからね」
ペラペラと好き勝手に喋りながら和馬が自身のスマホを見せてくる。
「僕、このピザ食べてみたいから作ってよ」
「何、言ってんの……?!」
「恥ずかしがらないで。僕のために尽くす光莉が好きだし嬉しいよ」
「頭どうかしてるんじゃない?! 私たちお別れしたの! そんなに食べたけりゃ高梨さんに作ってもらえば?!」
「なんだよ、偉そうだな! 僕の言うこと黙って聞けないの?!」
「ちょっと、離してよっ!」
私は和馬の手から手首を解こうとするが力が強くてびくともしない。
「いい加減素直になれよ、ね?」
「痛っ」
ギリっと力を込められて思わず声が漏れた。
その時──。
パシャッとシャッターの音が鳴って光ったと同時に、和馬が誰かに勢いよくつき飛ばされるとどしんと尻餅をついた。
「バカ犬にはしつけが必要すね」