That's not such a big deal, is it?
全員が配膳を終え、着席すると夕食を食べ始めた。
「いただきまーす!」
「えっ、めっちゃ美味しい!」
「流石春風だよな〜」
あちこちから料理に対して称賛の声が上がってくる。
美味しいって言ってもらえてよかったな。
桃瀬も得意げな顔をしていた。
「あのさ…この時間は推理タイムだってマスター言ってたよね?」
このときは嫌なことを何もかも忘れて団らんを楽しんでいたとき、現実に引き戻したのは猫羽だった。
「…あ、そっか」
「言ってたっけ?」
「でも事件なんて起きてないし、特に推理することなんか…」
あちこちから聞こえる疑問の声に、猫羽が提案する。
「今後のこと話すとかどう?」
「ありだと思うよ」
「じゃあ、何かしら意見ある人っている?」
「…」
猫羽の問いかけに全員が沈黙する。
大体は思案していたり、思い出そうと頭を悩ませたりしていたが、一部の人は何も考えていないのか宙を見ていて話を聞いていないように感じる。
「意見だけじゃなくて、気づいたこととかでもいいよー」
「今は声も聞かれてないからね」
この沈黙状態から話を進めようとする如月の助言に猫羽が後押しをすると、
「これって人狼同士もお互いが人狼だってわからないのかな?」
双木花蓮 (なみき かれん) が手を挙げて質問した。
花蓮は 双木恋華 (なみき れんか) の双子の姉であり、妹である恋華のことが可愛くて可愛くて仕方がないと言うように恋華を大切にしている。
よく周りから恋華からもシスコンだと言われているが、本人は中々認める姿勢を見せない。